株の窓口THE相場勘

3連休明けの本日、やはりと言いましょうか、『夏枯れ相場』と言う言葉がぴったりな感じでしたね。

連休中に発表のあった米国経済指標は、小売売上げ高・消費者物価指数は予想を下回る結果となり、昨晩発表のあった、ニューヨーク連銀製造業景況指数も、予想は前月よりも低かったにも関わらず、予想にも届かずという軟調な結果でした。

先々週に発表のあった雇用統計等が堅調であったとは言え、日本と同じく米国でも、個人消費が上がらないようですね。
そもそも、トランプ大統領が就任してから、年内に減税が行われるものとして、これまで消費を続けてきた個人や会社は、今の現状では『年内の減税は確定的ではない』ので、
そうなると年内に行われなかった場合のことを考え、消費を抑える方向に動くというのは納得できます。

そうなると、しばらくは消費の低迷が米国でも続く可能性が高いのではないでしょうか。
ましてやこの状況で、先月も利上げを行っていますから・・・

日本個別の材料出言えば、明日から始まる『日銀金融政策決定会合』がありますが、現状維持との見方が大半でありますし、この結果を受けて失望感が出るのか、出尽くしがでるのか・・・

今月末から来月にかけては日本でも決算発表が本格的になりますが、第一四半期決算ですので、この時期に上方修正や下方修正は出にくいものですので、個別物色&夏枯れ相場が続くものと思います。

さて、今晩の米国では『バンクオブアメリカ』・『ゴールドマンサックス』・『IBM』・『ジョンソンエンドジョンソン』・『ユナイテッドヘルスグループ』等の決算発表が行われます。
この結果を受けて、日本も業績を連想しながらの思惑で銘柄が動くでしょうから、米国の決算には気をつけておきたいですね。