株の窓口THE相場勘

昨晩の米国市場ではNYダウは一時500ドル安となる場面もありました。決算の内容がキャタピラーや3Mが米中貿易摩擦を懸念する形で慎重な見通しを出したところから嫌気される売りが見られる一方、マクドナルドなどは決算の内容が好感され好悪材料が交錯したようです。

昨晩に関しては、安全資産として国債が買われた場面もあったものの、その後に売られるなど、金利の上昇についてはもう暫く上昇余地がありそうです。

米中貿易摩擦に関しては影響が徐々に露出しているようであり、引き続き注意が必要でしょう。

原油に関しては、サウジが生産を今後増やすという発言があったことで売られた形ではありますが、現在のマクロ状況を見ての発言という可能性もありそうです。そうであれば一方的な下落にはならないのではないでしょうか。米国が戦略備蓄を放出してることもあり、当面は原油在庫が逼迫するような統計は出てこないでしょうが、供給面を換算すれば今後、再度上昇に転じる可能性も十分にありそうです。