株の窓口THE相場観

昨晩の米国市場は明日のFOMCを控え警戒感が強かった一日だったと言えるでしょう。決算が好調だったメルクをはじめとしてヘルスケア株に買いが集まった形で始まりましたが、米中貿易協議への懸念なども浮上したことで、売りに押される展開も見られました。

9月の経済指標は軒並み悪く、今晩3回目の利上げが実施される確率は高いと思います。ですが、12月や年明け以降に利下げが継続されるとの文言が追加されると言うのは現時点では考えにくく、FOMCでも慎重な発言が聞かれるのではないでしょうか。

英国のブレグジットについては総選挙が決まったということで一服。12月の総選挙に近づいてくれば、再び警戒感を強めることもあるでしょうが、当面は合意なき離脱を避けられたということで大きく問題視されることは少なくなっていくのかもしれません。