株の窓口THE相場観

昨晩の米国市場は大幅続落。10月10日から再開が予定されている米中協議を睨んだ展開。米国が新たに中国の企業をブラックリストに追加したことを受け、米中協議の難航さを予測した動きになったこと、また米政府当局がウィグル地区の問題に関して中国の当局者のビザ発行制限をかけると伝えられたことも大きな懸念材料になったと言えるでしょう。

中国への投資制限について、米国の年金基金を対象に中国への投資を制限するとの報道も出ており、米国の中国へ対する強硬姿勢には変化がないことが伺えます。

ただし、トランプ大統領の弾劾問題などのもあり米国側が中国が提案している部分合意に同意する可能性もあると考えられることから、いずれにせよ、10日から始まる米中協議の行方を見守るしかなさそうです。