株の窓口THE相場勘 ~日経平均年初来高値!~

昨晩は特に注目すべき経済指標の発表もなく、材料難であったことから、本日の日経平均は、海外マーケットの動きに左右されるとは思っていましたが、米国では、ハイテク株に買いが入ったことでマーケットに安心感が広がったところに、NY連銀のダドリー総裁が、ピッツバーグでの講演で、『イエレンFRB議長と同様、米国経済に自信』を示したことが伝わり、ドルが買われ急伸したことを受けて、日経平均も年初来高値を更新する形となりました。

米石油会社のリグ稼動数が引き続き増加し、更にはリビアの生産量が増えていることから、WTI原油先物は供給過剰を懸念した売り物が続き、再び軟調に推移していることは気にはなりますが、世界のマーケットは依然として強さを見せています。

重大なイベントが特に無いことから、一方通行に動きやすい相場であったことも起因していたかと思います。

日本の動きを見ていてもこれまで売られていた自動車やゴム、鉄鋼など幅広く買いが入り、これまで上昇していた銘柄はプラス圏と言えど大きく動いていた感はありませんでしたので、循環物色がきいているのだとすると、良い環境にあるとも取れると思います。

さて今晩は今週の中では注目すべきイベントとも言える、米・MSCIが中国A株を指数に組み入れるか否かの判断結果を発表します。
詳しくは昨日のブログをご覧下さい(参照;こちら

今の時点での組み入れ確率は75%とのことですが、結果次第では日本のマーケットからの資金の流れが出てくる可能性がありますので注目ですね。