米国長期債利回りが2.6％を超えてきたところから、ドル円は115円台にのせてきました。それを受けて日経平均は本日は堅調に推移。
日経平均は未だボックス圏内の動きではあるものの、メジャーSQを通過し、為替が115円に入ったことからリスクをとる動きが取れるようになったと言うことでしょう。
イベント続きの来週を前に良い形でバトンを渡せたのだと思います。来週のイベントについてはこちらをご覧頂くとして（参照：来週のイベント）気になるところと言えば、WTI。OPECでの減産合意を遵守しているにも関わらず、まだ在庫がダブついていることから、節目の50を切ってきました。
そんな中、東京証券取引所が昨日、「来月からLNG（液体天然ガス）の市場取引を始めること」を明らかにしました。
今までは、日本の電力会社やガス会社はLNGの大部分を生産国と長期契約を結んで調達していることから、原油価格が高騰するとLNGも自動的に値上がりし、コストが膨らんでいましたが、東京証券取引所での売買が始まることで、各社が余っているLNGを売買しやすくなり、調達コストの低下や電気、ガスの利用料金の引下げにつながる可能性があります。
昨年は日本、米国も含めてWTIに振らされたことがあるだけに、今回のLNGの件は、日本にとって良いものではないでしょうか。
来週はイベントが盛りだくさんですので、動きづらい展開が続くかもしれませんが、来週も頑張りましょう。今週も皆様お疲れ様でした。良い週末をお過ごし下さい。