昨晩の米国は前場では200ドル近く上昇するも、最終的には下落して終えました。
ADP雇用統計を好感して一時上げてはいたものの、FOMCの議事録の内容や、共和党の下院議長が減税法案にはオバマケア見直しよりも時間がかかると発言したことから、失望売りが出たようです。
FRBの持っている資産の減少を行っていかなければならないと、FOMCの議員の意見が一致したのも下落の理由の一つでしょう。
今年の夏を過ぎれば、大まかなワシントンの動向が見えてくるでしょうから、安定してくるのでしょうが、今は今年中に何がどこまでできるのか、一番刺激を受けやすい時といえるかもしれませんね。
今回バロン氏が退席させられ、統合参謀本部長が再びメンバーに戻り、トランプ政権は軌道修正しているように見えます。このニュースは良いことではないでしょうか。
明日からは米中首脳会談が始まります。
トランプ大統領の公約で、繰り返し「中国」に対する発言がされているのと、中国も何らかしらのお土産を持って挑むとも言われているので、どうなるか見極めたいマーケット関係者も多いようです。
ですが、通商問題に加えて、安全保障関係「北朝鮮問題」も出てきているので、今回の会談内容は、多岐にわたっており、トランプ大統領の前半戦の山場が近づいているということもあり、総合的に見て、色々な変化が起こりそうでもあります。 “株の窓口THE相場勘 ~長期で考える米国マーケット~” の続きを読む