昨晩のNYダウは上昇、ナスダックは高値更新。トランプ大統領が、カナダから米国に石油パイプライン建設を推進する大統領令に署名したことで、政策として掲げていたインフラ投資が垣間見れたということからか、昨晩は安心感が広がったようです。パイプラインの建設によって、建設部門で2万8000人の雇用が産み出される可能性があるとしました。
ただし、2014年国務省の報告では建設関連3900人、常勤職35人でしたのでトランプ大統領の見解とは大きな相違があります。同時に、パイプライン建設に使用する鉄鋼製品に関しては米国製品を利用する必要があるという大統領令にも署名しています。
これを受けての日経平均は大幅に上昇しましたが、まだ一方通行に上昇のみを考えるのは時期尚早に思えます。
昨日は大統領令に署名したのみでなく、米国の自動車メーカー3社の経営トップと会談し、その中でフォードのCEOは「あらゆる貿易障壁の根源は為替」だとし『ドル高の是正』を求めたと伝わっています。 “株の窓口THE相場勘 ~トランプ大統領の動きと日本の決算発表~” の続きを読む